現在稲城TFEは東京コメッツさんと合同で、稲城市スポレク大会に参戦中です。
うちは発足3年ということで、上級生の子も長くて野球歴が2年ですので、他のチームの子とはどうしても現段階での実力には差があります。練習試合を組むのもなかなか大変な状況ですが、子供たちは毎週一生懸命練習し、個人個人がレベルアップを続けています。子供たちに聞いたところ試合はやりたいという答えでしたので、今回東京コメッツさんにお願いして、合同チームで出場することとなりました。
現在、二試合を消化して、どちらも三回コールド負けという結果ですが、野球歴1年ちょっとの投手が一イニングで四三振を奪ったり、個人レベルでは自分が成長していることを感じられているのではないかと思います。
他のチームを見ていると、試合中にけっこうきつめの「叱咤激励」が飛んでいたりするのですが、昔と変わらないチームが多いなあと感じます。これで大丈夫なのだろうかとも。広陵高校の事件がありましたが、小学生からこれでは、エスカレートしていくとそうなってしまうのも無理はないなあと思います。私の目からは、現状は野球人口の減少に大谷効果で多少歯止めがかかっているだけで、このような旧態依然としたところが変わっていかないと先は暗いように思うのですが。ただ、それが多数派だとそれが正しいと思い込んでしまう大人が多いのも確か。
先日、学童コーチの認定資格を得るために講座を受けたのですが、その際に小学生の間の指導者の役割は、まず「ケガをさせないことである」という話がありました。小学生の時に野球肘をやってしまうと高校生以降に再発する可能性が非常に高いという話もあり、なるほどと思いました。ドミニカではメジャーリーガーを多く送り出しているが、練習時間は週一日で、何より故障率が日本の子よりもはるかに低いという話もためになりました。
昨日の試合では、先週出れなかった選手たちを中心にスタメンを組みましたが、センターの5年生の子がセンターフライを見事にキャッチして、ガッツポーズ。大敗だろうが、子供たちは自分の成長を確かめられることが一番の喜びだよなあという思いを強くしました。それでいいんだよ、小学生のうちは自分がうまくなってるかどうか確かめるのが試合で、勝ち負けは結果でしかない、野球を楽しもうよというメッセージを常に子供たちにはこれからも伝えていきたいと思います。